‘Tempo’(テンポ：イタリア語で｢時間｣)は、楽曲を演奏する速度を示す音楽用語です。速いかゆっくりかに　よって表される、楽曲の鼓動とも言えるものです。ぶどうの生き生きとした鼓動を伝えられる様にと、このワインに ‘Tempo’の名を冠しました。

テイスティングコメント

クランベリーやラズベリーの様なアロマに、ダークチョコレートやコーヒー豆のニュアンスが加わった香りが広がるこのワインは、甘美な果実味と冷涼な気候がもたらすフレッシュさとの絶妙なバランスが魅力です。

相性の良い料理

子羊や鹿肉、キノコ類を使った料理の他、ウズラや鴨などのジビエ料理、さらにサーモンやマグロのグリルなどと

栽培・醸造方法

収穫したぶどうは翌日の除梗まで一晩冷却、大体4トンのロットをオープントップの開放発酵槽で全房発酵（平均約27％）。全房発酵とポンプオーバーでぶどうのポテンシャルを引き出しました。ぶどうは破砕後5-7日間温度を高めに保ち天然酵母での発酵をゆっくり促し、１日1～2回果帽を手で押し下げる作業を繰り返しました。発酵開始後は果汁の温度が３２℃を超えない様に冷却調節、発酵後はタンニンの重合を促進するために温かい状態（２０℃以下）に保たれました。このプロセスを含め約２５日間の果皮浸漬の後再度プレスし、1-２日間静置後、300ℓのフレンチオークの樽に移しました。マロラクティック発酵後、樽熟成約９か月（早熟スタイルを目指し新樽約３％使用）、2022年２月に濾過し瓶詰しました。