‘Cantana(カンタータ)’とは、イタリア語で器楽伴奏付きの声楽作品の事。イタリア語の‘cantere(カンターレ・歌う)が語源とされています。合唱と管弦楽から構成される複雑な構成のカンタータの名を冠したこのワインは、より舌の肥えたワイン好きの方々に向けて造りました。

テイスティングコメント

プラムを思わせるアロマに暖かなスパイスやチョコレート、さらに香ばしいオークの香りが加わり、口当たりは優しく甘いラズベリーのニュアンスを感じ、シルキーで繊細なタンニンとドライなミネラル感が好ましい余韻へと続きます。

相性の良い料理

ラム肉や鹿肉、仔牛などの肉類や様々な野菜、特にキノコ類を使った料理と素晴らしい相性を見せます。またウズラやキジ、鴨などのジビエ料理にも最適です。

栽培・醸造方法

収穫したぶどうは房のまま一晩冷却した後にプレスし、そのまま５～7日間低温浸漬し野生酵母によって自然発酵が始まるまで温度を上げます。その間1日２～3回果帽を手で押し下げる作業を繰り返しました。発酵開始後は果汁の温度が３２℃を超えない様調節し、発酵後はタンニンの重合を促進するために温度を２０℃以下に保ちます。このプロセスを含め24日間の果皮浸漬の後再度プレスし、２日程度静置し不純物を沈殿させ、上澄みの部分を300ℓのフレンチオークの樽(14％新樽)に移してマロラクティック発酵を行ないそのまま約12か月樽熟成しました。