オペラ歌手だった母親の歌声を劇場で聞きながら育ったミーシャの幼少期の記憶から名付けられたこのワインは、格調高いオペラの「ハイ・ノート（高音・ソプラノ）」のような、ワイナリーのフラッグシップワインです。ピノ・ノワールはミーシャにとって王冠の頂にある宝石の様なぶどうであり、格別なぶどうなのです。

テイスティングコメント

濃いルビーレッドの色合いのこのピノ・ノワールは、野生のタイム、ローズヒップ、赤い果実、白いスパイスのような複雑な香りと、甘い果実、ピュアなミネラル感を感じるエレガントな味わいです。

相性の良い料理

ラム肉や鹿肉、仔牛などのお肉料理や、野菜、特にキノコ類を使った料理と素晴らしい相性を見せます。またウズラやキジ、鴨、アヒル、七面鳥などのお料理にも最適です。

栽培・醸造方法

手摘み収穫したぶどうは一晩冷却、翌日プレスし5～7日間低温浸漬、野生酵母で自然発酵が始まるまで温度を上げます。12％が全房発酵です。発酵開始後は果汁の温度が32℃を超えない様調節し、発酵後はタンニンの重合を促進するために温度を15～20℃に保ちます。このプロセスを含め26日前後の果皮浸漬の後再度プレスし、1～２日程度静置し不純物を沈殿させ、上澄みの部分を300ℓのフレンチオークの樽(18％新樽)に移してマロラクティック発酵を行ない、そのまま翌年２月まで約9か月熟成、その後濾過し瓶詰しました。