生産者詳細

イモラの丘で日本発祥の自然農法を実践する気鋭の造り手 イタリア、エミリア・ロマーニャ州東部にある地方都市のイモラは、F1レースファンにとってはあのアイルトン・セナが悲劇の最期を遂げたサーキットのある場所として、忘れる事のできない町です。そのイモラの町を望む丘の上で、日本の福岡正信が提唱した自然農法を実践し、妥協を許さぬワイン造りに取り組む気鋭の造り手、それがカ・デイ・クアトロ・アルキです。マウロ・マッツァとパートナーのリタ・ゴリネッリが、リタの父親が所有していた荒れたブドウ畑を譲り受け、ブドウ栽培とワイン造りに取り組む為にそれまでの仕事を辞してワイナリーを立ち上げたのは1999年の事。彼らは当初から有機栽培によるワイン造りを目指してICEAの有機認証も取得しました。その過程で、彼らは福岡正信が提唱した自然農法に出会い深く感銘を受け、彼の著作を読み漁りその農法を研究しました。福岡正信の自然農法は、科学農法を否定し「耕さず、肥料・農薬を使わず、除草せず」を基本とした農法を行うというものですが、2人はこの農法を綿密に研究し、実際に彼らのブドウ栽培に取り入れています。彼らのブドウ畑はワイナリー周辺に広がる黄色い砂が混じる粘土質の土壌を持つ畑と州立公園のあるジェッシ・ロマニョーラの石灰質を豊富に含む粘土質主体の土壌をもつ畑、合計5.5ヘクタールで、ここにはアルバーナ、マルヴァジア、トレッビアーノ・ロマニョーロ、サンジョヴェーゼの他、近年メルローとカベルネソーヴィニヨンも新たに植えられています。これらのぶどうから毎年14、000本前後のワインが生産されています。ブドウ栽培において肥料の代わりに様々なハーブ(トクサ、ニガヨモギ、ニンニク、水に浸したイラクサなど)の他、ビオディナミのプレパラシオンも用いられます。 また病害対策としてごく僅かの硫酸銅や硫黄も使用します。ブドウの収穫はもちろん全て手作業、収穫したブドウは30~40kgずつカゴに入れてセラーへと運ばれます。発酵はすべて自然のままに行なわれます。野生酵母による発酵がスタートするのを待ち、発酵中の温度コントロールも行ないません。また彼らのワイン醸造において重要なのが長期のマセラシオンです。全てのワインにおいてマセラシオンは20日~40日に亘って行なわれます。また途中のプレスやフィルタリングも一切行ないません。これらのプロセスが彼らのワインを特徴づける最も重要な要素となるのです。SO2の添加も最小限に抑えられ、残留SO2量は赤で30mg、白で45mg以下になる様にコントロールします。彼らは常にワインの健全性について配慮しており、ビオワインにありがちな不衛生な環境に起因する異臭を強く嫌います。実際彼らのワインからその様な不快な香りを感じる事はほとんどありません。ひとたび彼らのワインについて語らせると俄然饒舌になるマウロ。カ・デイ・クアトロ・アルキのワインは彼らの熱い思いを伝えます。、|