生産者詳細

イタリアの美しい自然と豊かな食が育んだオーガニックワイン イタリアの東に広がるアドリア海。その美しい海原を望むマルケ州の海岸地帯は、数多くのホテルや別荘が立ち並ぶ有数のリゾートとして、また豊かな海の幸に恵まれた美食の宝庫として、イタリアのみならずヨーロッパの人々のあこがれの場所となっています。「コスタドーロ」はこの海岸地帯のほぼ中央にある海沿いの町サン・ベネデット・デル・トロントの、海から約10kmの所にあるワイナリーです。 そのルーツは20世紀初めにこの地の貴族によって設立された共同組合にまでさかのぼり、その後1969年に地元のミモ家の所有となりました。そしてリーズナブルなワインの製造にフォーカスし、その規模を拡大して行きました。現在は近隣のオッフィーダにあるマルケ州有数のオーガニックワインの造り手、チウ・チウの傘下に入り、同オーナーのマッシミリアーノ・バルトロメイとパートナーのマリア・ピア・レオーネが栽培から醸造まで全てを手掛けています。2人はコスタドーロの運営に参画するとすぐにオーガニックへの転換に取り組みました。 現在、標高150m~300m前後の丘陵地帯に広がる畑はすべてオーガニックへの転換を済ませており、そこで育てたぶどうからリーズナブルで味わい豊かなワインを造っています。ワインは全てEUのオーガニック認証とヴィーガン認証を取得、また酸化防止剤無添加のワイン造りにも取り組むなど、常に手法をアップデートさせながら、健康と環境にやさしいワイン造りを追求し続けています。現在ではコスタドーロのワインは、カジュアルに楽しめるオーガニックワインとして、欧米各国で人気を集めています。